武田薬品のプレスリリース資料等によると、同社は2型糖尿病治療薬アログリプチンの製造販売承認申請を行ったと発表。アログリプチンは、武田サンディエゴ株式会社が創製した1日1回投与のDPP-4阻害薬。
DPP-4阻害薬は、インスリン分泌を高めるホルモンであるグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)とグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)を、選択的に分解する酵素ジペプチジルペプチダーゼ(DPP-4)を阻害することにより、それらの血中濃度を維持して血糖値を下げる新しい作用機序の経口糖尿病治療薬。
アログリプチンの有効性・安全性を、国内外の多数の症例において検討した結果、本薬が過去1〜2ヶ月の平均血糖値を示す指標であるヘモグロビンA1cを有意に下げること、安全性が高く忍容性が良好であることに加え、低血糖の発現が低いという知見が得られたという。
同社の代表取締役社長 長谷川閑史氏は、「昨年12月の米国に引き続き、日本でもアログリプチンの製造販売承認申請を行うことができました。本薬を、2型糖尿病の新たな治療薬として、一日も早く、日本の患者さんにご提供できるよう全力で取り組んでまいります」と述べている。
[※]GLP-1およびGIPは食物摂取により消化管から分泌され、膵臓のβ細胞を刺激し、インスリン分泌を増加させるとともに、β細胞自体の機能を改善することが確認されている。さらにGLP-1については、膵臓からのグルカゴンの分泌を抑制することにより、肝細胞での糖の産生を抑制するとともに、食欲抑制作用を有することが知られている。
(武田薬品のホームページ上のプレスリリース資料へのリンク)
http://www.takeda.co.jp/press/article_28939.html
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